タイ生活情報

野菜や果物の【残留農薬】の現状と重曹で農薬を落とす方法

日本やタイに限らず、残留農薬については永遠の課題だと思っています。今やオーガニック野菜が人気を集め、健康を意識した人が増えてきています。しかしながら完全無農薬といった野菜はなかなか栽培が難しく、せめて低農薬と表示した野菜を意識している方も多いかと思います。農薬を使っているかいないかは目でみてわかるものではなく、野菜は毎日の食卓には欠かせないので購入せざる負えないをいうのが正解かもしれません。折角、栄養価が高い野菜を手に入れても農薬も一緒に摂取していると意味がなくなってしまいますね。農薬を取りすぎると、発がん・呼吸困難につながります。長い年月をかけて体内に蓄積されるものなのでとても怖いものですね。年末にはタイで残留農薬の基準を超えた野菜や果物がたくさん見つかりました。スーパーや市場から抜き打ちで308個の野菜と509個の果物を調査したところ全て農薬の最大残留基準値をこえていました。この中にはオーガニックと表示された野菜もありました。これはタイだけではなく世界各地でも同じ結果がでることは十分にありえます。出来る限り農薬を落として体の中に取り入れたいですよね。野菜洗浄剤もたくさん出回っていますが、今回は万が一体に入っても安全な重曹で色んな野菜を調査してみました。

※重曹の場合は野菜洗浄剤に比べて農薬の落ち方は軽減するかと思いますが参考にして下さい。

ボウル・水・重曹を準備します。

ボウルに野菜が浸るぐらいの水を入れ重曹を小匙1いれ、混ぜます。ボウルの大きさは家にある大きさで大丈夫です。重曹もボウルにあわせて小匙1~小匙2を入れて下さい。この重曹水(写真右)に野菜をいれ40分待ちました。あまり長くつけすぎると栄養もとれてしまうので30分前後にして下さい。

☝レタスです。100% オーガニックと記載された野菜です。40分付けた後の水は少し濁っていました。

☝レタスです。こちらもオーガニックと記載されています。びっくりするほど濁りました。色がたくさんついているのが分かります。

☝レタスです。こちらもオーガニックと記載された野菜です。は野菜は虫食いになってしまうので農薬は欠かせないのでしょうね。

☝ドイカムショップのレタスです。想像以上に濁っていてビックリしました。

☝白菜です。白菜は時間がなく、つける時間が10分になってしまいました。ほんのり濁っています。

☝もやしです。タイ人はもやしの残留農薬を気にして居る方も多いようです。もやしは薬漬けだと聞いたこともあります。意外と濁っていました。

☝ほうれん草です。ほんのり濁っていますが、個人的に思っていたよりは透明度が高かったです。

☝オーガニックと記載されたサラダです。飲食店でも使用されているようですがこちらも少し濁っていますがまだマシなのかな?

市場で購入した☝イチゴも試してみました。思っていたより赤黒く濁りました。イチゴの赤みがほとんどだと思いますが結構農薬も使うときいていたのでそのまま食べるイチゴは少しでもつけておいた方がいいですね。

トマトもたくさんの農薬を使っています。写真では見にくいですがほんの少し薄黒くなっているのが確認できました。

今回の検証で重曹水につけておくと濁りました。野菜の色が落ちることもあるので全ての色が農薬とは限りませんが気になりますよね。重曹は極めて安全なので重曹で試しましたが農薬の落ちは少ない方だと思います。日本は安全な農薬除去用の洗剤も販売されています。気になる方は身近な野菜でためしてみるのもいいですね。