タイの電気代は『ユニット』で表します。1ユニットは1時間に使用する電力です。アパートやコンドミニアムによって1ユニット毎の金額が異なる他、エアコンタイプや各家庭の使用状況により月々ので電気代は大幅に変わります。詳しく紹介していきます。
アパート・サービスアパート
アパートやサービスアパートの場合は家主(オーナー)により1ユニット毎の金額が多少異なりますが、基本的に1ユニット6~8バーツとされています。この中には事務手数料も含まれています。毎月の支払いは、建物の家主に直接支払いか振込です。毎月支払いの期限があり、万が一期限を過ぎてしまっても電気を止められることはありませんが、当然ながら延滞金の請求がくる物件もあります。期限は守るようにしましょう。アパート側が建物全体の管理をするので建物内の停電トラブルは数時間以内におさまる場合がほとんどです。各部屋の電気のトラブルも建物側が対応してくれますが、例えば、電球が切れた場合は、アパートでは自己負担、サービスアパートでは建物側が負担する物件が多いです。
コンドミニアム
コンドミニアムは電力会社から直接請求がきます。事務手数料がないため、アパート・サービスアパートより安く、1ユニット4~5バーツのお部屋がほとんどです。当然毎月の電気代もアパートやサービスアパートに比べるとかなり安くなります。支払いは毎月の電気代が各部屋のポストの投函され、コンビニ払いやクレジットカードからの引き落とし、ATMからの振込などです。支払い期限があり、万が一過ぎてしまうと通知がきます。延滞金の発生とともに、2回目の通知では期限を過ぎると電気を止められます。期限は守るようにしましょう。
エアコンタイプ

外付けタイプ・・・電気代はエアコンタイプによって大きく異なります。現代の日本のような外付けタイプのエアコンはトラブルがあった場合に修理がしやすく、静かで安いです。比較的新しい物件では外付けタイプがほとんどです。改装リフォームされているお部屋もこのタイプを設置しています。

ビルドインエアコン・・・築年が経っている物件はビルドインエアコンのお部屋がほとんどです。天井と一体化し、エアコン自体が内臓されているので水漏れなどのトラブルがあった場合は大胆な工事が必要です。部屋が冷えるのが早い分、たくさんの電気を消費するので電気代が高くなります。
※年中暑いタイではエアコンは欠かせません。ユニット数は同じでもエアコンタイプにより電気代は大幅に変わってきます。
電気代の目安
家族構成や使用状況によって電気代は大きく変わります。大体の目安として
単身の場合・・・1500~5000バーツ
夫婦の場合・・・2000~7000バーツ
家族世帯の場合・・・3000~18000バーツ
日本に比べると基本的に電気代は安いです。しかし年中エアコンが欠かせないので電気代が日本より高くなってしまうこともあります。これからの新居探しの参考にしてみて下さいね。

2020年11月18日 1バーツ=3.46円 |