タイ生活情報

【タイの調味料】シーユーカオ/シーユーダム

タイの基本の調味料のこの2つを紹介します。日本で言う『醤油』にあたるもので、日本料理と同じく、タイ料理にも欠かせない調味料です。タイ料理にもさまざまな調味料や薬味を使いますが健康・味・色・風味を意識し、それぞれが大切な役目を果たしていて欠かすことが出来ません。本格的な美味しいタイ料理を作るために『タイの醤油』を知っておくと役に立つ時がきます。それでは紹介します。

シーユーカオ(白醤油)

こちらは日本の薄口醤油と同じく大豆を原料とした調味料です。炒め物や煮物、スープなどさまざまな料理に使われます。原料が同じなので風味は違うものの、シーユーカオが手元にない場合は日本の薄口醤油で代用可能です。シーユーカオは日本人からは『白醤油』とも呼ばれ、日本の醤油に比べて色が薄く、塩気が強いのが特徴です。日本の醤油のように食材にかけて食べるのではなく主に加熱調理に使われます。『ガイパットシーユー』(鶏肉の醤油炒め)、『ムーパットキン』(豚肉の生姜炒め)、『プラーガポンヌンシーユー』(スズキの醤油蒸し)、『ピークガイパロー』(中華風おでん)などに使われます。有名な『ガパオ』にも入っています。

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シーユーダム(黒醤油)

基本的な製造方法はシーユーカオと同じですが、更に甘味と塩気を足したものが『シーユーダム』です。日本人からは『黒醤油』と呼ばれ、色が黒くドロッとした粘り気があります。蜜糖をふんだんに使用しているため、かなり甘く料理に入れるとコクと深みがでると言われています。シーユーダムが手元にない時は、濃い口醤油2:黒糖1で代用します。原液をなめると想像していた甘い醤油とはかけ離れていて、美味しいとは言えません。コクを出したり料理の色付けのために使用することが多いです。『パッシーユー』(太麺の醤油炒め)、『クンオップウンセン』(春雨とエビの蒸し物)などに使われます。

簡単に言うと『シーユーカオ』は塩気を足したい時、『シーユーダム』は色付けをしたい時に使うと覚えて下さい。どちらもタイ料理に欠かせません。